導入の背景
お試しも兼ねて、先行導入していた2拠点において、社員からの評価が良く、本社でも正式に導入が検討された。また、さらに複数拠点への展開を進めることになった。
複数拠点導入に至った背景、最初の進め方について教えてください。
まず、南越谷出張所と宇都宮出張所の2拠点にて、お試しも兼ねて、先行して導入を行いました。先行導入した拠点において、社員から「使い勝手が良い」という声が上がったことから、本社でも正式に導入することが検討され、複数拠点への導入に至りました。
最初に南越谷出張所と宇都宮出張所の2拠点を選んだ理由としては、社員数が比較的多いことが挙げられますが、オフィスおかんエリア*2とおかん便エリアでは、サービスタイプが異なるため、各エリアから1拠点ずつ選んで試験的に導入することにしました。
また、この時点では、すべての拠点で導入することをゴールにしていたわけではありませんが、現場の声を聞きながら必要な拠点に、必要なものを届けたいという想いで、まずは“やってみる”ことを重視し、一歩ずつ進めていきました。
その後、複数拠点への導入を社内でどのように推進されたのか教えてください。
まず、オフィスおかんの担当の方から、各拠点に向けて説明会を実施いただきました。導入の可否に関わらず一度説明を聞いてもらい、先行導入した2拠点での結果も共有した上で、各拠点に導入意向を確認しました。加えて、各拠点において社員の方々にアンケートを実施し、現場社員の導入意向についても確認を行っています。
拠点ごとの判断を尊重しながら進めたことで、導入に対する納得感が高まり、現在は29拠点でオフィスおかんを利用しています。*1
なお、現在も導入していない拠点もありますが、それは近隣にコンビニがあり、現時点では特に需要がないなどの明確な理由の上で、各拠点において判断いただいた結果となっています。
導入の影響
社員の食事の手助けとなり、気軽に食べられることや事務所内で食事を摂れることが社員から好評。また、福利厚生が充実し、採用時のアピールポイントとしても活用できている。
社員の方々からの評判、人気のメニューについて教えてください。
石井様から見て、複数拠点へ導入して良かったと思う点を教えてください。
現在は人事部にいるため、採用視点でのお話しにはなりますが、福利厚生の充実というところで、採用時のアピールポイントとして活用できています。
社食など食事に関する福利厚生がなかったため、オフィスおかんを導入したことで、社員の食事の手助けになっているところも良かったです。気軽に食べられるところや、業務が忙しく、外に食事を買いに行くことが大変な場合も事務所内でサッと買えるところが社員からすごく好評だと感じています。
最後に、拠点展開を成功させるために大切にしたこと、ご検討中の企業ご担当者様へのアドバイスをお願いします。
複数拠点への導入を進めるにあたって意識していたことは、“押し付けにならないこと“です。本社から導入を一方的に決めるのではなく、“現場の声を聞き、困っていることに耳を傾ける”というスタンスを大切にしました。
そのため改めてにはなりますが、当社では以下のような工夫を行いました。
1. 各拠点への説明会を実施
オフィスおかんの担当の方から、各拠点に向けて説明会を実施いただきました。導入の可否に関わらず一度説明を聞いてもらうことで、導入前の不安を払拭してもらおうと考えました。
2. 社員アンケートによるニーズ確認
「実際に使ってみたいか」「どんな食事が欲しいか」など、各拠点において社員の方々にアンケートを実施し、現場の声をデータでも把握しました。
3. 所長から社員へ雑談を通してのヒアリング
横浜土木出張所では、所長が社員一人一人に「これって使う?」「あったら助かる?」と個別に聞いて回るなど、自然な対話の中で社員の本音を引き出す取り組みを行いました。
本社からの一方的なコミュニケーションになってしまうと、やはり現場の社員も抵抗を感じてしまうことが多いと思うので、上記のような取り組みを行うことで、現場に寄り添いながら進めていくことが大切だと思います。
また、“現場の声を聞き、困っていることに耳を傾ける”というスタンスを大切にすることで、今回の導入に限らず、現場社員との関係性を築くことにも繋がると考えています。