導入の背景
従業員の食生活に対する意識を少しでも変えていくこと、そして職場環境を整えることを考え検討していた。また、副次的な効果として、支店内や支店間でのコミュニケーションツールとしても活用できるのではないかと考えていた。
全社的な導入の背景について教えてください。
主な目的は、やはり従業員の食生活に対する意識を少しでも変えていくこと、そして職場環境を整えることでした。ただ、導入を検討する中で、副次的な効果として“コミュニケーションツール”としても活用できるのではないかという期待も持っていました。
支店内でのちょっとした会話のきっかけになることはもちろんですが、たとえば、導入している支店と導入していない支店との間で意見交換など、やり取りが生まれることで、支店間のつながりもできるのではと考えました。
また、本社に関しては、統合前の3社の従業員が一緒に働いているという背景もありました。それまで接点がなかった従業員同士も多くいたため、そうした中で、共通の話題があるだけで会話が生まれるかもしれないと、仕事以外の面でもコミュニケーション活性化につながることを期待していました。
ご導入いただいた理由、決め手はなんですか?
導入の目的、背景にもある従業員の食生活に対する意識を少しでも変えていくこと、そして職場環境を整えることを考えていた中で、ちょうどお話をいただけたことが一番大きかったです。以前から社内でも一部の従業員が資料請求を行うなど、サービス自体は認知していたため、ご提案をいただいたことで、具体的に動き出すきっかけになりました。
あとは、商品が“冷蔵品”であるという点もよかったと感じています。冷凍食品が中心のサービスもあるかと思いますが、どうしても冷凍だと温めてから食べるまでに時間がかかってしまうことや電子レンジの数にも限りがありますし、特に決まった時間に昼休憩を取る職場では、全員が一斉に温めようとすると対応しきれない可能性があるなと思いました。
全社的な導入を社内でどのように推進されたのか教えてください。
最初は本社で試験的に導入をしてみて、実際の使い勝手やどのくらいの従業員が利用するのかを確認しました。そのうえで、導入から2ヶ月ほど経ったタイミングで、社内のコミュニケーションツール上に本社で使ってみた感想を投稿しながら、オフィスおかんの紹介と導入の告知を行いました。その際、“興味のある支店はぜひ手を挙げてください”という形で、希望制で展開を始めました。
進め方としては、あくまで本社から“こういう取り組みを始めますので、よければご協力ください“というスタンスで、まずは各支店の支店長や総務課の担当者に周知するところから始めています。
また、支店の担当者が集まる会議があるのですが、オフィスおかんを導入している支店でその会議が行われると、導入していない支店の担当者から「これ何?」と興味を持ってもらえる機会が自然と生まれていました。そうした現場での気づきをきっかけに、徐々に他の支店にも広がっていったという印象です。
現在でも導入していない支店はありますが、私たちとしては、導入を強制するというよりも、“こういう選択肢がありますよ”という形で紹介し、必要としている支店に導入してもらえれば良いと考えています。必要ないという支店があるのも当然だと思いますし、それぞれの現場に合わせて柔軟に対応することが大切だと思っています。
導入の影響
従業員からも好評で、導入後に実施した利用アンケートも良い結果となった。利用されている時間帯も幅広く、朝食、昼食、残業時など様々なシーンで活用できている。また、導入をきっかけに直接支店に足を運ぶ機会ができ、支店とのコミュニケーションにも活かせている。
導入後、皆さまの反応はいかがでしたか?
オフィスおかんの担当の方に実施いただいた利用アンケートの結果を見ても、「味が美味しい」など、全体的に従業員から好評です。
あと、使われている時間帯も想像以上に幅広いなと感じています。昼食はもちろんですが、朝食や残業中に小腹を満たすための夜食代わりだったり、決まった時間だけではなく、それぞれの働き方や生活リズムに合わせて柔軟に活用されているのは、とても良いことだと思っています。
実際に全社的な導入を進めてみていかがでしたか?
当初想定していたよりも早いペースで導入支店が増えています。
それと、私たち管理部門は、普段、支店へ足を運ぶ機会が少ないです。会社が統合してから一度も訪れたことがない支店も実は複数あります。その中で、オフィスおかんの導入がきっかけとなって、直接支店に足を運ぶ機会ができたことも大きな収穫でした。現場の様子を知る機会になりましたし、支店の方々ともコミュニケーションが取れる貴重な機会にもなりました。
最後に、全社展開を成功させるために意識したこと、ご検討中の企業ご担当者様へのアドバイスをお願いします。