おかんを導入して変わったこと
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BEFORE
食堂の休憩スペースはあるが食事提供はしておらず、食事は各自で用意していた。混雑するため、男性はあまり休憩室を利用していなかった。
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AFTER
工場の増設をきっかけに休憩室も増設し冷蔵庫の設置を工夫したところ、多くの従業員がオフィスおかんを利用するようになった。
食堂の休憩スペースはあるが食事提供はしておらず、食事は各自で用意していた。混雑するため、男性はあまり休憩室を利用していなかった。
工場の増設をきっかけに休憩室も増設し冷蔵庫の設置を工夫したところ、多くの従業員がオフィスおかんを利用するようになった。
福利厚生の充実として、休憩スペースを活用して従業員の健康を食事面からサポートしたい。
従業員が安心して仕事に打ち込める環境を作りたい。福利厚生に力を入れ、採用と人材定着にもつなげたい。
社員にとってなくてはならない存在となり、陰ながら従業員の健康をサポートすることができている。
株式会社菊島は、ワイヤーハーネス専門工場です。1982年の創業以来、ワイヤーハーネスを専業として、各業界トップの装置メーカーが、世界で戦えるワイヤーハーネスを提供しています。
お客様が安心して使える製品を製造するためには、ふさわしい環境と、つくり手の心構えが重要です。美しい職場環境を整えることと、従業員を大切にすることは会社の誇りの一つであると考えています。
福利厚生の充実として、休憩スペースを活用して従業員の健康を食事面からサポートしたい。
導入当時(2019年)は福利厚生に力を入れようと、休みを取りやすくしたり、手当を厚くしたりと取り組んでいたタイミングでした。
こうした取り組みの一環で、工場にある食堂スペースを活用して何かできないかと検討しました。食堂のスペースはあるのですが、食堂としての機能はなく、各自が持参した食事を食べるだけの休憩スペースでした。
会社が補助することで、栄養バランスの良い食事をとり、健康的に仕事をしてほしいと思い、食堂スペースを利用した食事への支援を考えたことがきっかけです。
一番の決め手は、オフィスおかんのお惣菜は添加物が控えられている*印象を受けたことです。以前、簡易的で栄養バランスの偏った食事を続けていた若手社員が、体調が悪くなってしまったことがありました。栄養が不足している可能性があると思い、仕出し弁当を取り入れたところ体調が良くなってきたことがありました。いずれも関連性は定かではないものの、お昼ご飯の食事は健康にとって大事だと意識するようになりました。
しかし食事に対して、従業員は重要視していない人の方が多いとも感じます。会社から食事の重要性を伝えられても、自分が健康な時は、美味しいもの、甘いものが食べたいと思ってしまいますよね。言うだけでは行動を変えることはできません。
だけどちょっと食事を置いておくだけで、そこに健康的なものしかなければ、それを食べるでしょう。そうすると、こうしなさいと会社から言わなくてもいい。こういったところが魅力に感じました。
従業員が安心して仕事に打ち込める環境を作りたい。福利厚生に力を入れ、採用と人材定着にもつなげたい。
「従業員を大切に」する取り組みを行なっています。従業員が安心して仕事に打ち込むためには、家族の支えや、私生活が円満であることが必要だと考えます。安心して仕事に打ち込める環境を整えるためにも、福利厚生に力を入れ、休暇・休業をサポートしています。子供が学校へ通っている社員が多いため、学校行事や子供の体調不良の際にすぐに休みを取れるようにしていることは、社員にとても喜ばれています。社内用シューズの購入費の補助など、珍しい取り組みも行っています。
福利厚生に力を入れることは、従業員の定着率や採用にもつながるのではと考えます。近辺でも同じ業種や規模の会社があり、比較をされやすいです。その中で、定着率を高めるために何をすればいいのか。中小企業の製造業ですので、大企業と比べ給与水準を同程度にすることは難しいですが、福利厚生の強化は、若手求職者へのアピールにもつながるのではと考えています。
社長は従業員の健康増進に取り組みたいという信念があり、福利厚生も健康につながるものを積極的に取り入れたいと考えています。
健康で免疫力が上がれば、風邪や病気への抵抗力もつくでしょうし、そのことは会社の生産能力の向上にもつながります。工場なので突発的に体調不良で休まれることは、生産に直に影響があります。
子供の体調不良で休暇を取りやすくする取り組みと並行して、家族全員の健康促進を行なっています。家族が健康でないと、従業員本人も安心して働くことができないですし、突発的な休みを減らすためにも、家族の健康も自分の健康も大事にしてほしいという想いがあります。
社員にとってなくてはならない存在となり、陰ながら従業員の健康をサポートすることができている。
工場では皆が一斉に昼休憩に入ります。そのため、利用者が集中することを想定し電子レンジの増設も行いましたが、冷蔵庫が1台しかないためやはり混雑してしまいました。男性は時間や手間を面倒に感じ他の食事ですませることが多く、初期は主に女性に利用されていました。
最近では工場の増設により休憩室も2箇所に分かれたため、オフィスおかんも2箇所に分けて設置したところ、男性の利用も増えてきました。
導入当初は利用状況にムラがありましたが、休憩室を分散させて冷蔵庫の設置場所を増やし、電子レンジの数やゴミ箱等を分散し、スムーズに利用できるようになったことで多くの従業員に活用されるようになりました。1つの休憩室を20人程で使用し、電子レンジも3台ずつ置いており、当社ではちょうどよく利用できています。
今ではすっかり定着しているので、健康に対する食事からのサポートにつながっています。
健康につながると感じる点は、お肉だけでなく、魚や副菜も選べ、自分で栄養バランスをとる意識を持つことができるラインナップだと感じます。当社では野菜中心の副菜が人気です。用意したお弁当に副菜を追加することが多いので。バランスよく食べてくれているのかと思うと嬉しいです。
冷蔵庫に貼ってあるチラシが、これとこれを合わせるとバランスがよくなるかなと、少しでも考えられるようになっているのがいいですね。
導入前は売れなかったらどうしようと不安だったので、以前は納品の告知に力を入れていましたが、今は定着したので行っていないです。アンケートを実施して人気なお惣菜をフィードバックしたところ売れ行きがよくなったので、こうしたアンケートは今後も活用したいです。
導入前は金額の不一致が出ないかも不安でした。実際、時々は出ることもありますが大きな問題はありません。
みんなに受け入れられない不満が出たらどうしようと思いましたが、そういった声はなく、むしろ、どのお惣菜が足りないというリクエストが多いので、よかったなと思っています。
貴重なお話しをありがとうございました!
管理グループの日向様にお話しを伺いました。
*お客様に安心してお召し上がりいただける商品であるために、食品添加物の使用は必要最低限に留めています。