おかんを導入して変わったこと
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BEFORE
作業員やドライバーの採用が厳しい状況で、従業員の定着や新規採用を強化するため、福利厚生の充実や職場環境の整備が必要だった。
健康面では毎年の健康診断で再検査になる従業員が多く、健康状態に不安があった。 -
AFTER
健康施策に繋がる福利厚生の導入で、健康への意識改善や従業員の満足度向上に繋がった。また従業員からの紹介等による新規採用に良い影響が波及し、働きやすい職場環境の実現を実感できた。
作業員やドライバーの採用が厳しい状況で、従業員の定着や新規採用を強化するため、福利厚生の充実や職場環境の整備が必要だった。
健康面では毎年の健康診断で再検査になる従業員が多く、健康状態に不安があった。
健康施策に繋がる福利厚生の導入で、健康への意識改善や従業員の満足度向上に繋がった。また従業員からの紹介等による新規採用に良い影響が波及し、働きやすい職場環境の実現を実感できた。
新設する休憩所にオフィスおかんを設置して食事のバリエーションを増やすことで、従業員が働く中での”日々の楽しみ”をつくりたい。
職場環境の整備で従業員の満足度向上を図り、人材の採用や定着を強化したい。健康診断の結果が芳しくない従業員が多く、会社の取り組みで従業員の健康への意識を変えたい。
従業員の健康への意識の変化と満足度の向上を実感。働きやすい職場環境の実現により、採用にも良い影響があった。
鉄・非鉄スクラップ回収・加工事業と産業廃棄物中間処理・収集運搬事業を主軸としたリサイクル事業を行っています。人は経済活動を維持する中で、多くのごみを出します。栄鋼商事では、長年培った技術を結集しそれぞれの廃棄物の特性に合わせた加工処理をすることで再資源化を図ります。愛する地元の姿を未来へ残していきたい。限りある資源を有効活用するのは、今を生きる私たちに課せられたミッションです。栄鋼商事は人と自然が共存する循環型社会を実現するため、鉄・非鉄スクラップのリサイクルを通して地域社会の環境保全と経済の活性化の両立を目指していきます。
新設する休憩所にオフィスおかんを設置して食事のバリエーションを増やすことで、従業員が働く中での”日々の楽しみ”をつくりたい。
当時 事務所の隣に休憩所を新設しており、ちょうど置き型社食に関心を持っていたタイミングで、メインバンクより健康経営®の施策として提案を受けました。当時は特に健康経営®の取り組みは実施していませんでしたが、食事のバリエーションが増えることで従業員の毎日の楽しみになると良いなと思い、従業員に話をして検討を進めることにしました。
職場環境の整備で従業員の満足度向上を図り、人材の採用や定着を強化したい。健康診断の結果が芳しくない従業員が多く、会社の取り組みで従業員の健康への意識を変えたい。
当時、20代の女性スタッフを新たに雇用した時期でした。リサイクル業界は力仕事があり男性が多い職場環境だったため、休憩所と共に女性用トイレを新設するなど、女性を受け入れる体制を整えていこうというタイミングでした。
また、現場の作業員やドライバーの採用が厳しい状況だったこともあり、従業員の定着率向上や新規採用に向けて、仕事以外でも過ごしやすい職場の環境作りに力を入れていきたいと考えていました。
当初オフィスおかんは職場の環境を整えていく中で、”従業員の満足度向上”をメインの目的として検討していましたが、会社として「健康経営®」に取り組んでいこうという動きの中で食事面での施策になること、また福利厚生もあまり充実していなかったことから、それらへのアプローチの1つとして導入を決めました。「従業員に喜んでほしい」「健康を気遣ってほしい」という想いが少しでも社員に伝わり、従業員のモチベーション向上に繋がればいいな、と考えていました。
世の中の流れを汲んだ取り組みを実施することで従業員に意識づけができれば、自宅での生活習慣なども変化するのではないかと考えたことです。特に60代近いスタッフは毎年1回の健康診断で再検査になる従業員が多い状況でした。50〜60代のスタッフはこれまでの積み重なった生活習慣があるので、若い従業員に比べてもより健康に気遣わなければならないと思います。そのような従業員が元気に働けるような環境を少しでもサポートできればと思い、弊社でも取り組むことに決めました。
週に1回マッサージの施術の方を会社に呼び、月に2回、希望制で施術を受けられる取り組みを始めました。従業員の年代を問わず好評のようです。1人15〜20分くらいではありますが、少しでも体力を回復したり、休憩時間の使い方がいつもと違うものになったりするのもいいかな、と思っています。
従業員の健康への意識の変化と満足度の向上を実感。働きやすい職場環境の実現により、採用にも良い影響があった。
健康経営®に繋がる福利厚生を導入したことで、私が実現していきたい”従業員満足度の向上”にも自ずと繋がっていると感じます。
例えばオフィスおかんにおいては、手軽に身体によい食事をとることができると同時に、従業員にとっては安く購入ができて、味が美味しいと従業員から好評です。毎月のメニュー表を見て皆が「これが美味しいよ!」「次はこれにしよう!」と言いながら楽しく食事をしている様子を見ると、オフィスおかんをきっかけに会話が生まれ、以前よりコミュニケーションが活性化しているな、ということも感じています。
また、禁煙については必須ではなく個人の判断に任せていますが、以前に比べると喫煙者が減ってきている印象があります。社内で分煙を進め、自身の健康を意識する人が増えたのかもしれません。
「健康経営優良法人」(2023〜2024)にも認定され、名刺にはばっちりロゴマークを掲載しています(笑)今後も取り組みを継続して、取得を目指していきたいです。
導入して2年半*1経ちましたが、今も毎月のメニュー表を見ながら、そのときの新商品や季節商品など商品を選ぶのを楽しみにしています。
導入前はランチでの利用を想定していましたが、小腹が空いた時の間食や、夕食用に自宅に持ち帰って*2利用する従業員もいます。 家族のお気に入りのメニューを買って帰った、という話も聞きました(笑)その人によって使いたいタイミングで色々な使い方ができるので、意外と幅広く皆が利用できているな、という印象を受けています。
次の商品が到着するまでに商品も少なくなっていて残ってしまうこともなく、特に人気な商品は、まとめて10個、20個と頼んだりしているようですよ(笑)
私も時々利用することがありますが、おすすめの商品を聞くとすぐに「これがいいですよ!」と教えてくれます。「詳しいな〜!」と言いながら、2年半経った現在もしっかり利用されているからこそこんな会話ができるし、オフィスおかんがこの会話のきっかけを作ってくれているので、導入して良かったなと感じています。
採用については依然として厳しい状況にありますが、以前事務スタッフの求人をした際に、長く活躍している社員が「私の知り合いもエントリーしていいですか?」と知人を紹介してくれて、採用に至ったというケースがありました。ドライバーのポジションでも同じように紹介で入社してくれることもあり、ここ1〜2年、離職はあまり起こっていません。そういった意味では人間関係も含め、働く環境が少しずつ良くなっていると感じています。いい循環のうちに次の世代のために、新たに増員をしていきたいと考えています。
社員からの紹介で入社した場合、入社前に実際に働いている人の生の声を良い面も悪い面も含めてしっかり聞いているので、入社後のギャップが生まれづらいと感じています。
また入社して最初は環境に慣れることが大変だと思いますが、知り合いがいることで他の社員とも関係が築きやすいので、心強いですね。
また世代の近い人たちが定着してきたので、少しずつ仲間意識が醸成されていると感じます。今年の夏に、3〜4年振りに社員旅行で北海道へ行きましたが、20代の若い社員が全員参加をしてワイワイと楽しんでくれていたので、計画して良かったなと思いました!職場で仕事をする集団なので、実際色々大変なことがあると思いますが、その中で楽しいこともあっても良いよね、と思っています。
貴重なお話しをありがとうございました!
代表取締役の 落合 紀治 様にお話を伺いました。
*1:2024年10月時点
*2:弊社サービスをどのように利用されるかは企業様のご判断となります。従業員様に対する食事の支給に関する税務上の取り扱いは、従業員様による商品ご利用の方法によっても変わってまいります。ご利用の目的、ご利用される方などの情報等をもって顧問税理士様へご相談ください。
※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。