おかんを導入して変わったこと
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BEFORE
カップ麺やおにぎりなど、炭水化物が中心の食生活になっていた。
仕出し弁当はあるも1種類のみで、予約制など利用しづらい状況だった。 -
AFTER
ごはんとおかず2品のランチが当たり前になり、従業員の食生活にバランスのとれた組み合わせが増加した。
夜勤利用者も手軽に利用するようになるなど、食のサポートをする仕組みができた。
メルシャン株式会社
http://www.kirin.co.jp/company/about/mercian/
※2018年6月時点
カップ麺やおにぎりなど、炭水化物が中心の食生活になっていた。
仕出し弁当はあるも1種類のみで、予約制など利用しづらい状況だった。
ごはんとおかず2品のランチが当たり前になり、従業員の食生活にバランスのとれた組み合わせが増加した。
夜勤利用者も手軽に利用するようになるなど、食のサポートをする仕組みができた。
健康経営の打ち手の一つとして、従業員がバラエティに富み栄養バランスのよい食事をとれる体制を構築し、従業員の健康を向上させる。
カップ麺やおにぎりなど炭水化物中心の食事のメンバーが少なくなかった。
予約制の仕出し弁当で、気軽に利用できない状況だった。
従業員の食生活が、炭水化物や揚げ物中心から、
ご飯とお惣菜をバランスよく組み合わせたものへと改善された。
ワインをはじめ果実酒類や焼酎等を製造しています。弊社では、ここ藤沢に加え山梨県勝沼と熊本県八代にも工場があります。
藤沢工場では、メルシャン指定のスペックで海外で作って頂いた濃縮果汁を原料としたワインと、同じくメルシャンスペックで海外のワイナリーに作って頂いた輸入ワインのブレンドによるワインづくりを行っています。
他にも、バルクで輸入したワインやみりん、焼酎、製菓用リキュール、ブランデー等のボトリングを行っています。
健康経営の打ち手の一つとして、従業員がバラエティに富み栄養バランスのよい食事をとれる体制を構築し、従業員の健康を向上させる。
従業員に栄養バランスの良い食事、バラエティに富んだメニューを提供できるようにし、従業員の健康を向上するためです。弊社は健康経営に注力するキリングループの一員であり、会社として健康的な食事を提供したいという想いもありました。
また、弊社では様々なバックグラウンド、雇用形態の従業員が働いています。従業員全員が利用できる、健康経営や働きやすさの向上施策を探していましたね。そういった取り組みが従業員のやる気や一体感の醸成につながります。
取引先業者様の展示会です。当初は食事や健康経営ではなく、業務効率化のヒントを探す目的で訪れましたが、オフィスおかんを見つけた瞬間に「これだ!」と思いました。
そうですね、本当に一般家庭で作られたお惣菜のようでした。お母さんがつくってくれたお惣菜のように食べられるという印象でした。
パンの自動販売機を検討しましたが、見送りました。
オフィスおかんの比較対象となるサービスは、なかなかないですよね。お惣菜を1品100円で提供するサービスはなかなか見つかりません。実質はオフィスおかんを導入するか否かの判断でした。
カップ麺やおにぎりなど炭水化物中心の食事のメンバーが少なくなかった。
予約制の仕出し弁当で、気軽に利用できない状況だった。
大きく3つですね。
きっかけとなったのが、おにぎり、カップラーメン、お菓子等を毎日配達してくれた近くのコンビニエンスストアの運営者様がご高齢になり、配達ができなくなったためです。代替サービスの検討が必要でした。
次に、従業員の食事がカップラーメン、パン、おにぎりの組合せが多く、栄養バランスがよいとはいえない食生活になっていたことです。
最後に、弊社が利用していた仕出し弁当のメニューが1種類でバラエティが少なく、従業員からはメニューを選べるようにしてほしいという声もありました。
そうですね。近くに食事ができるところが少ない、また工場からの外出時は、作業服からの着替えるルールとしているのですが、お昼の休憩が40分間と短く、食事時間はできるだけ短時間にしたいという気持ちもあり、外にランチを食べに行く従業員は少なく、コンビニやスーパーでカップラーメンやおにぎりなどを買ってくる従業員が多かったです。
試食の時に味の評価が良く、これは利用されるな、と思いました。ただ全体でどのような評価を得て、何食くらい利用されるかわからなかったので、まずは導入して試してみようと考えました。値段も安価で、栄養バランスもよさそう。健康経営の推進や働きやすさの構築ぴったりだと思いました。
そうですね。無論工場長との事前すりあわせは行いますが、オフィスおかんのようにコストも比較的安価で、私の決裁権の範疇であればまず試してみます。
オフィスおかんは、冷蔵庫など必要な備品が、電子レンジ以外はすべて貸与されます。準備の手間がかからず魅力的でした。
なお、導入して終わりではなく、導入後は従業員の声を集めて評価を行っています。冷蔵庫のそばに目安箱を置き、無記名制でオフィスおかんの感想や要望を集めています。
やはり従業員を大事にしたいという気持ちが、お金に勝るということです。
例えば、今年の2〜3月は、毎週火曜と木曜に、従業員100名へ温かいお吸い物を提供しました。月8万円程度かかりましたが、従業員が喜んでくれるならば、現場の力や一体感につながると考えています。
他にも、寒い時期にはホッカイロを提供しました。この夏はもちろん期間限定ですが、アイスクリームを提供しています(笑)。
コスト削減を求められますが、従業員が元気にイキイキと頑張れるために必要な費用は投資として支出して、従業員が頑張って、いろいろな改善や生産性の向上につながれば、ずっと大きな結果につながると思います。我々の場合、製造工程の改善の積み重ねで十分に回収できます。
コスト削減ばかりに目を向けるのでなく、従業員や現場の力をどう発揮させるか、どう一体感を醸成するかも大切ですね。健康経営や従業員の働きやすさの構築は、そのための有効な手段になりえます。
特に工場の場合は、コスト削減に目が向きがちですが、稼ぐための投資や施策もたくさんあり、トップラインを伸ばすことも重要ということです。両方を見る必要がありますね。
弊社では様々な雇用形態の従業員が働いていますが、皆が利用できるというのが最大の決め手でした。
オフィスおかんは、みんなで利用でき、みんなでおいしく食べれて、話題にもなります。そういったサービスは、従業員の一体感の向上につながります。
メニューの栄養バランスもよいため、従業員の健康的な生活へつながります。豊富なメニューがあり選ぶ楽しみがあるのもいいですね。
例えば、昨晩は飲み過ぎたから野菜を多めに摂ろうといったように調整ができます。従業員が1品100円と手軽に利用できるのも大きいです。
従業員の食生活が、炭水化物や揚げ物中心から、
ご飯とお惣菜をバランスよく組み合わせたものへと改善された。
従業員の食生活、食パターンが改善されていますね。
カップラーメンとおにぎりといった組み合わせから、ご飯とおかず2品という栄養バランスのとれた組み合わせも増えてきています。
カップラーメンとおにぎりであれば、400円くらいすぐにかかってしまいます。オフィスおかんであれば、400円でご飯とおかず3品も食べられます。1品のボリュームもあるので満腹感を味わえます。
こういった利用しやすい料金設定もあり、従業員がオフィスおかんをうまくつかって栄養バランスのとれた食事ができるようになってきました。
オフィスおかん運営事務局からのメールを従業員へ転送しています。メールには今月の新商品やメニューも写真付きで掲載されていますが。
それを見て「おいしそう」「お肉メニューがいいな」といった、従業員同士の何気ないコミュニケーションが生まれています。
夜勤者もよく利用しています。
オフィスおかんの導入までは、夜食用の仕出し弁当を注文していました。ただ、決められたメニューのためメニューを選べず、1日1~2食くらいしか利用されない状況です。
手軽に、食べたいものが食べれるようにしてほしい、という声もありました。
また、夜勤は重労働ですから、がっつり食べる方も少なくありません。コンビニで買ってきたお弁当やカップラーメン+おにぎりでは足りないのでオフィスおかんで、お惣菜をプラスするということもよく聞きます。
何よりも従業員が喜んでくれているのが嬉しいです。総務として業務に取り組む際の励みにもなります。毎回、売り切れると申し訳ない反面、嬉しくもありますね。
実務面では、希望に応じて配送日を調整できるのが有り難いです。長期連休前、あるいは、惣菜の在庫が予定より早くなくなってしまった際に便利です。
従業員の働きやすさの構築や健康経営は、コストではなく投資だと考えています。そういった投資が、従業員のやる気を醸成し業績改善につながるのではないでしょうか。
コスト削減ばかりを考えるのか、投資をして従業員が頑張ってくれることを期待するのか。たしかにコスト削減は、数字で見えて分かりやすいです。一方で、働きやすさや健康経営への投資は数字で効果を測りにくいかもしれません。
ただ、従業員の喜んでくれている顔を実際に見たり声を聞いたりすると、働きやすさの構築や健康経営への投資は、業績改善のため必要だと思います。
まずは導入されてみて、従業員の反応や効果を検証してみてはいかがでしょうか。
ここ藤沢工場は、置き菓子サービスの提供エリア外になるため、健康面に配慮したお菓子やエナジーバーなどを提供してもらえると嬉しいです。
今でも商品の栄養バランスはよいですが、お惣菜に加えて野菜やサラダがあると人気が更に高まると思います。お肉系のお惣菜を食べた後に、サラダがあるとさっぱりしますよね。
また、健康とオフィスおかんをより結びつけてもらえると嬉しいです。
例えば、健康診断で高血圧だった方向けに、オフィスおかんのメニューでお薦めをつくってほしいです。そうすると、健康経営の推進によりつながりそうですね。