おかんを導入して変わったこと
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BEFORE
従業員からのニーズや会社として導入する理由が明確にならず、食事サポートは導入していなかった。
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AFTER
従業員1人ひとりの「家事サポート」「ライフサポート」ができるようになったことで、モチベーションも高まりサービスの質も向上。遠方からの求人応募も増えた。
従業員からのニーズや会社として導入する理由が明確にならず、食事サポートは導入していなかった。
従業員1人ひとりの「家事サポート」「ライフサポート」ができるようになったことで、モチベーションも高まりサービスの質も向上。遠方からの求人応募も増えた。
ただの食事サポートではなく、「ライフサポート」に繋がる福利厚生サービスを導入することで従業員の心身の健康を支援したかった。
新入社員が体調を崩したことをきっかけに「家事サポート」「ライフサポート」ができる福利厚生・制度が必要だと感じた。
食事サポートだけではなく「ライフサポート」ができることで、従業員のモチベーションが向上。前向きな気持ちが維持でき、結果サービスの質も向上した。
ただの食事サポートではなく、「ライフサポート」に繋がる福利厚生サービスを導入することで従業員の心身の健康を支援したかった。
千葉県内で「こぱんはうすさくら」という、幼少期に⼤切な教育・療育環境を提供する児童福祉施設を複数拠点運営しています。児童発達支援・放課後等デイサービスを展開しており、各事業所でオフィスおかんを導入しています。従業員は、保育園や高齢者施設で働いていた人などさまざまですが、みんな子供たちへの適切な成長支援に深い関心を持った人ばかりです。女性中心で子育て中の人も多く、仕事と家庭の両立ができるように、職場環境の整備を重視しています。
元々、代表の私自身は東京のIT企業で勤務していた経験が長く、その時の経験から、従業員や事業の特性に合わせて社内制度や働く環境を整えることが大切だと感じていました。
働きやすい職場づくりのために、従業員向けの社内制度を1年に1つくらい新設するつもりで取り組んでいます。もちろん、”従業員のニーズ”にあわせた制度でないと意味がないため、目的やルールもしっかり設計してからスタートします。「業務用ズボン購入費用補助」「短時間正社員制度」なども従業員のニーズにあわせて独自に作り上げてきた制度のひとつです。
オフィスおかんを最初の拠点で導入したのは2020年でしたが、実は導入の1年以上前から検討をしていました。お惣菜の試食もしましたし、他社の置き型サービスやオフィスコンビニ、仕出し弁当などもいろいろ検討していたのですが、導入する明確な理由を見いだせなかったためずっと保留にしていました。ただ、あるきっかけがあって導入に踏み切ることにしました。
新入社員が体調を崩したことをきっかけに「家事サポート」「ライフサポート」ができる福利厚生・制度が必要だと感じた。
遠方からわざわざ引っ越して入社してくれた新入社員が体調を崩して休職してしまったのです。その理由は「新生活と仕事との両立が難しい」ことでした。新入社員は、あたらしい業務を覚えることに加えて、生活リズムも大きく変わります。その社員も、仕事と私生活をどちらもきちんと両立しようと頑張った結果、頑張りすぎて心身のバランスを崩してしまったんです。そのことをきっかけに、安心して働き続けてもらうためには、業務時間や休日などの配慮だけではなく、より従業員の生活に踏み込んだ「ライフサポート」が必要だと考えるようになりました。
そこで、健康的な食事で毎日の「家事サポート」「生活サポート」ができるオフィスおかんを導入することにしたのです。
導入時の従業員へのメッセージ発信はとても気を遣いました。ただ単に食事サービスを導入したと伝えるだけでは制度が社内に定着しませんし、そもそも導入した意図が伝わりません。そのため、従業員に対して「当社は健康経営推進のため、設置型の社食制度をつくります」とアナウンスしました。制度を明文化し、”健康経営のため”と定義することで経営側の姿勢も伝わります。言ってしまえば、社内制度の導入は従業員と経営者との約束ごとのようなものだと思っています。
食事サポートだけではなく「ライフサポート」ができることで、従業員のモチベーションが向上。前向きな気持ちが維持でき、結果サービスの質も向上した。
従業員からは、「職場での毎日の食事が楽しみになった」「仕事後に持ち帰りもできるので、家事負担の軽減になった」「気持ちがラクになった」と好評です。従業員同士や私とのコミュニケーションもさらに深まったと思います。オフィスおかん以外にも、置き型の冷凍パンなども導入し選択肢を増やしています。
また、「食事補助」があると求人票に記載したことで、遠方からの応募も増えました。当社は千葉県内にしか事業所がありませんが、これまで北海道から沖縄まで全国からの応募歴があります。意図したものではありませんでしたが、結果的に採用広報にも効果的でした。
この療育支援という仕事は、人が人に対して価値提供する究極のサービス業だと思っています。当社の従業員は熱い思いを持って、目の前の子どもたちと日々真剣に向き合ってくれていますが、それでも調子が良い時もあれば悪い時もあります。そんな生身の人間である従業員の心身健康を守り、職場環境を維持改善するのは、経営者の責任だと思いますし、「ライフサポート」まで踏み込むことで、結果的に質の高いサービスを提供できる職場になっていると確信しています。